フリーランスの平均月収はいくら?月収の波と手取りの目安【2026年】

フリーランスの平均月収はいくら?年収・中央値を最新調査で解説

「フリーランスの月収って、平均でどのくらい?」は、独立を考える人が最も気になるテーマのひとつです。結論から言えば、フリーランスの月収は職種と働き方で大きく差があり、平均の数字より「月ごとの波」と「売上と手取りの違い」を知ることが大切です。調査では、直近1年の最高月収の平均が53.5万円、最低月収の平均が11.3万円と、同じ人でも月によって大きく変わることが分かっています。月収の読み方、手取りへの換算、会社員の平均給与との比較、目標月収の決め方までまとめました。

目次

【結論】平均より「波」と「手取り」を見る

フリーランスの月収は、次の3点で読み解きます。

  1. 平均は実感より高く出やすい一部の高収入の人が平均を押し上げるため、「平均」より自分の職種の単価を見るほうが正確です
  2. 月ごとの波が大きい同じ人でも、最も多い月と少ない月で数倍の差が出ることは珍しくありません
  3. 月収(売上)と手取りは別物月の売上50万円でも、経費と税金・社会保険料を引いた手取りは月27万円前後です

平均の数字に一喜一憂するより、自分の職種で取れる単価と、毎月の手取りを安定させる仕組みに目を向けましょう。

月収を上げる方法は、年収を上げる方法の記事でロードマップとして解説しています。まず今の月収と手取りを正しく把握することが出発点です。

フリーランスの月収の実態

直近1年の最高月収の平均53.5万円
直近1年の最低月収の平均11.3万円
働く上での不安で最も多いもの収入に波がある・不安定(38.8%)
出典:マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査2024年版」(2024年8月調査、フリーランス1,000名)

最高月収と最低月収の平均には、およそ5倍の差があります。フリーランスの月収は「平均でいくら」より、「少ない月でも生活できるか」という視点で考えることが大切です。

「平均」と「中央値」はどう違う?

  • 平均全員の収入を足して人数で割った値。高収入の人が少しいるだけで大きく上がります
  • 中央値収入の低い順に並べて、ちょうど真ん中の人の値。実感に近い数字になりやすいです
  • 見るべき数字自分の職種・経験年数で、実際に募集されている案件の月単価です

月の売上から手取りへの換算と、会社員の平均との比較

月の売上(年間)月の手取り手取りの割合
約25万円(300万円)約13.7万円約55%
約42万円(500万円)約22.6万円約54%
50万円(600万円)約27万円約54%
約58万円(700万円)約31.2万円約54%
約83万円(1,000万円)約42万円約50%
※ 2026年分の税制・独身・39歳以下・経費は売上の30%・青色申告特別控除65万円・国民健康保険料は東京23区の料率で概算。手取り=売上-経費-税・社会保険料

会社員の平均給与と比べると?

会社員の平均給与年478万円(月にならすと約40万円、賞与を含む)
正社員の平均給与年545万円
フリーランスが同じ水準を保つには額面の1.2〜1.3倍程度の売上が必要という見方が一般的。年478万円なら売上570万〜620万円が目安
出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(1年を通じて勤務した給与所得者、2025年9月公表)

フリーランスは社会保険料を全額自己負担し、賞与や退職金もありません。会社員の月給と同じ売上では、生活水準は下がることを前提に比べましょう。

職種で月収はどれくらい違う?

職種の例月単価の目安(週5日)特徴
上流工程・プロジェクトマネージャー70〜110万円経験が単価に直結しやすい
バックエンド・インフラエンジニア60〜100万円月額の準委任案件が多く、月収が安定しやすい
Webディレクター・マーケター40〜80万円運用型の継続契約を取りやすい
Webデザイナー35〜60万円案件ごとの受託だと月の波が出やすい
ライター・編集20〜60万円実績と専門分野で差が大きい
※ フリーランスエージェント各社の公開案件をもとにした編集部の目安。経験・スキル・稼働日数・商流で上下します

目標月収の決め方と、月収を上げて安定させる方法

目標月収はどう決める?

1

毎月必要な手取りを出す

生活費に、貯蓄や老後の備えに回したい額を足します。例:生活費20万円+貯蓄5万円=25万円。

2

手取りから売上に直す

手取りは売上の5割強が目安なので、25万円÷0.54で月の売上は約46万円が必要です。

3

空白期間の分を上乗せする

案件の切れ目や休みを考え、1〜2割上乗せします。例:46万円×1.1=月約51万円が目標。

4

単価と稼働に分ける

週5日なら1日あたり約2.6万円。今の単価との差を見て、上げる方法を考えます。

月収を上げて安定させるには?

  • 単価を相場に合わせて見直す同じ職種の相場と比べ、低ければ更新時に交渉します
  • 月額の継続契約を増やす準委任や保守・運用の契約は、毎月の収入を読みやすくします
  • 取引先を2〜3社に分散する1社が止まっても月収がゼロにならない形をつくります
  • 自分に毎月決まった給料を払う売上は事業用口座にため、生活費は定額だけを移すと、月の波が生活に響きません

よくある質問(FAQ)

Qフリーランスの平均月収はいくらですか?
A調査の対象や職種によって大きく異なります。平均は一部の高収入の人に引き上げられやすいため、自分の職種で実際に募集されている月単価を見るほうが正確です。
Qフリーランスの月収はどれくらい波がありますか?
Aマイナビの2024年の調査では、直近1年の最高月収の平均が53.5万円、最低月収の平均が11.3万円でした。同じ人でも月によって大きく変わるのが一般的です。
Q月収50万円の手取りはいくらですか?
A月の売上50万円(年600万円)、経費30%、青色申告65万円控除の場合、手取りは月約27万円です(2026年分の税制・東京23区・39歳以下の概算)。
Q会社員の平均給与と比べるとどうですか?
A会社員の平均給与は年478万円(令和6年分)です。フリーランスは社会保険料を全額負担し、賞与や退職金もないため、同じ水準を保つには額面の1.2〜1.3倍程度の売上が必要とされます。
Q「平均」と「中央値」はどちらを見ればいいですか?
A実感に近いのは中央値です。平均は高収入の人に引き上げられやすいため、中央値や自分の職種の単価の相場とあわせて見ましょう。
Q目標月収はどう決めればいいですか?
A毎月必要な手取りを出し、手取りの割合(売上の5割強)で割って売上に直し、空白期間の分を1〜2割上乗せします。手取り25万円が必要なら、月の売上の目標は約51万円です。
Q月収が安定しやすい職種はありますか?
A月額の準委任案件が多いエンジニアや、運用型の継続契約を取りやすいWebディレクター・マーケターは安定しやすい傾向があります。受託中心の職種でも、保守・運用の提案で安定させられます。
Q月収が少ない月はどうすればいいですか?
A多い月の残りを事業用口座にためておき、少ない月の生活費に回す「給料制」の仕組みが有効です。生活防衛資金を6か月分以上持っておくと安心です。
Q月収は売上と手取りのどちらで考えるべきですか?
A生活を考えるなら手取りです。売上から経費、税金、社会保険料を引くと、手取りは売上の5割強になることが多いため、売上だけで判断すると生活費が足りなくなります。
Q月収を上げるには何から始めればいいですか?
Aまず自分の職種の単価相場を調べ、今の単価との差を確かめましょう。そのうえで、単価の交渉、上流工程への挑戦、月額の継続契約の獲得を進めます。
数字は目安です

本記事の手取りや単価は2026年9月時点の情報にもとづく概算で、調査の数字は対象や時期によって異なります。国民健康保険料や住民税は市区町村によって変わるため、正確な金額は各窓口で確認してください。

この記事のまとめ

● フリーランスの月収は平均より波と手取りを見る。最高月収と最低月収の平均には約5倍の差がある

● 手取りは売上の5割強。月の売上50万円で手取り約27万円。会社員の平均給与は年478万円

● 必要な手取りから目標月収を逆算し、単価の見直しと継続契約、給料制の仕組みで安定させる

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