フリーランスの営業のやり方|初めてでもできる4ステップと例文3つ

フリーランスの営業のやり方|初めてでもできる方法と例文集

フリーランスとして独立すると、最初にぶつかるのが「営業」の壁です。会社員時代は仕事が自然に降ってきたのに、独立後は自分で取りにいかなければ案件は生まれません。結論から言えば、初めての営業は「売り込み」ではなく「相手の困りごとを自分のスキルで解決できると伝える提案」と考え、知人や元の取引先など、ハードルの低い相手から順に始めるのが成功のコツです。営業が苦手なら、エージェントに任せる選択肢もあります。営業の考え方、難易度別の6つの方法、最初の4ステップ、準備しておくもの、そのまま使える例文3つ、やりがちな失敗までまとめました。

目次

【結論】売り込みではなく提案。ハードルの低い相手から始める

初めての営業は、次の3点を押さえます。

  1. 営業は「提案」と考える押し売りではなく、相手の困りごとを自分のスキルで解決できると伝えることです。こう考えると、気持ちのハードルが下がります
  2. ハードルの低い相手から始める知人、前職の同僚、元の取引先など、すでに信頼関係のある相手に独立を伝えるところから始めます
  3. 準備してから動き、数字で振り返るプロフィール・実績・料金の目安をそろえ、連絡した数と返信の数を記録して、少しずつ改善します

営業が苦手なら、エージェントやクラウドソーシングなど、自分で売り込まなくても案件と出会える仕組みを使うのも立派な方法です。

営業の方法はいくつもあり、段階によって向き不向きがあります。案件の獲得方法の全体像を知って、自分に合う方法を組み合わせましょう。

フリーランスの営業方法6つ|難易度別

方法難易度特徴
エージェントに登録低い案件探しと単価の交渉を任せられる。IT・Web系の案件が中心
クラウドソーシングで応募低い未経験でも応募でき、実績づくりに向く。単価は低めになりやすい
知人・元同僚に独立を伝える低い信頼関係があるため話を聞いてもらいやすい
元の取引先へのあいさつやや低い仕事ぶりを知る相手なので依頼につながりやすい。前職の就業規則も確認する
SNSでの発信・DM中くらい無料で始められるが、成果が出るまで時間がかかる
企業への営業メール高い面識のない相手なので返信率は低いが、新しい取引先を開拓できる
POINT|「営業=飛び込み」という思い込みを捨てる

今は、自分で売り込まなくても案件と出会える仕組みが整っています。最初は難易度の低い方法を2〜3個組み合わせ、慣れてきたら新規の開拓にも挑戦するという順番で十分です。

初めての営業の4ステップと、そのまま使える例文

1

提供できることを1文にする

「誰に・何を・どうやって提供するか」を決め、自己紹介で話せるようにします。

2

知人や元同僚に独立を伝える

まずは身近な人に、独立したことと、どんな仕事ができるかを知らせます。

3

エージェントやクラウドソーシングにも登録する

身近な人からの依頼を待つ間も、案件の入口を複数持っておきます。

4

小さく受けて実績にし、紹介につなげる

最初の仕事を丁寧に仕上げ、許可を得て実績にし、満足してもらえたら紹介をお願いします。

例文1|知人・元同僚への独立の報告

〇〇さん、ご無沙汰しています。実はこの春に独立し、フリーランスのWebデザイナーとして活動を始めました。

中小企業のサイト制作やリニューアルを中心にお受けしています。周りで「サイトを見直したい」という方がいらっしゃれば、気軽に声をかけてもらえるとうれしいです。

例文2|元の取引先へのあいさつ

株式会社〇〇 〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇株式会社で担当しておりました山田です。このたび退職し、フリーランスとして独立いたしました。

在職中にご一緒した〇〇の経験を活かし、今後も〇〇の分野でお力になれればと考えております。何かお手伝いできることがございましたら、お気軽にご相談ください。

例文3|企業への営業メール

株式会社〇〇 ご担当者様

はじめまして。フリーランスでWeb制作をしております山田と申します。貴社のサイトを拝見し、スマートフォンでの見やすさを改善することで、問い合わせを増やせる余地があると感じ、ご連絡いたしました。

これまで中小企業のサイトを約30件制作し、スマートフォン対応の改善で問い合わせ数を伸ばした実績があります(制作例:URL)。ご興味があれば、改善案を簡単にまとめてお送りします。

※ 例文の名前・数字は架空のものです。元の取引先へ連絡するときは、前職の就業規則や競業避止の決まりを確認してください

営業の前に準備しておくもの

  • プロフィール職種、得意分野、経験、対応できる作業を短くまとめ、SNSや応募先で使い回せるようにします
  • 実績・ポートフォリオ過去の仕事や自主制作の見本を、URLで見せられるようにします
  • 料金の目安目標の手取りから逆算した単価を決め、聞かれたらすぐ答えられるようにします
  • 連絡先と名刺仕事用のメールアドレス、名刺、ポートフォリオのURLをそろえます
  • 自分の強みの1文ほかのフリーランスとの違いを、短い言葉で伝えられるようにします

やりがちな失敗と、営業を続ける仕組み

やりがちな失敗改善の方向
「何でもやります」と伝える得意な分野と相手を絞って伝える
いきなり難しい新規営業から始める知人や元の取引先など、ハードルの低い相手から始める
安さで勝負する成果や対応の質で選ばれる理由をつくる
1回送って終わりにする反応を記録し、文面や相手を少しずつ改善する
仕事が忙しくなると営業をやめる週に一定の時間を営業にあて、案件の途切れを防ぐ
POINT|営業は数字で振り返ると続けやすい

連絡した数、返信の数、面談の数、受注の数を記録すると、どこでつまずいているかが分かります。返信が少なければ文面や相手、面談から受注に進まなければ提案の中身を見直しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q営業経験がなくてもフリーランスになれますか?
Aなれます。営業を「相手の困りごとを解決できると伝える提案」と考え、知人や元の取引先などハードルの低い相手から始めれば大丈夫です。エージェントやクラウドソーシングを使う方法もあります。
Q初めての営業は何から始めればいいですか?
A提供できることを1文にまとめ、知人や元同僚に独立を伝えるところから始めましょう。並行してエージェントやクラウドソーシングにも登録し、案件の入口を複数持っておきます。
Q営業が苦手でも仕事は取れますか?
A取れます。エージェントに案件探しや交渉を任せたり、発信を続けて見つけてもらったりすれば、自分で売り込む機会を減らせます。苦手な方法を無理に続ける必要はありません。
Q元の職場の取引先に営業してもいいですか?
A前職の就業規則や退職時の合意で、競業避止や取引先への接触が制限されていないかを確認しましょう。問題がなければ、独立のあいさつとして連絡するのは自然なことです。
Q営業の前に準備しておくものは何ですか?
Aプロフィール、実績やポートフォリオ、料金の目安、仕事用の連絡先と名刺、自分の強みを伝える1文です。聞かれたときにすぐ答えられる状態にしておきます。
Q営業メールの返信が来ません。どうすればいいですか?
A面識のない相手への営業メールは、返信が少ないのが普通です。相手の課題に触れているか、提案が具体的かを見直し、知人からの紹介などハードルの低い方法も組み合わせましょう。
Q営業で料金を聞かれたらどう答えればいいですか?
A目標の手取りから逆算した単価をもとに、「〇万円〜、内容により見積もります」と目安を伝えます。事前に決めておくと、慌てずに答えられます。
Q営業にはどのくらいの時間をかければいいですか?
A独立直後は多めに時間をかけ、仕事が安定してからも週に一定の時間を営業にあてるのがおすすめです。忙しい時期に営業をやめると、案件が途切れやすくなります。
Q知人に営業するのは気まずくないですか?
A「仕事をください」ではなく「独立したので、困っている人がいたら紹介してほしい」と伝えれば、気まずさは少なくなります。報告として伝えるのがポイントです。
Q営業の成果はどう振り返ればいいですか?
A連絡した数、返信の数、面談の数、受注の数を記録しましょう。返信が少なければ文面や相手、面談から受注に進まなければ提案の中身を見直します。
この記事のまとめ

● 営業は売り込みではなく提案。知人や元の取引先など、ハードルの低い相手から始める

● プロフィール・実績・料金の目安・強みの1文を準備し、例文を相手に合わせて使う

● 苦手ならエージェントも活用。数字で振り返り、忙しい時期も営業を続ける

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