
X(旧Twitter)やInstagramなどのDM(ダイレクトメッセージ)は、無料でクライアントに直接アプローチできる営業の手段です。一方で、やり方を間違えるとすぐにスルーされ、印象まで悪くしてしまいます。結論から言えば、返信されるDM営業は「送る前にプロフィールと相手を準備する」「1人ずつ相手に合わせて、短く具体的に提案する」「返信しやすい小さな次の一歩で締める」の3つを押さえています。DM営業のメリットと注意点、送る前の準備、返信率が上がる型、状況別の例文3つ、NG例、DMだけに頼らない理由までまとめました。
【結論】準備してから、1人ずつ短く、小さな次の一歩で締める
返信されるDM営業は、次の3つを押さえています。
- 送る前にプロフィールと相手を準備するDMを受け取った人は、まず送り主のプロフィールを見ます。何者か分かるプロフィールと、相手の発信の下調べが欠かせません
- 1人ずつ相手に合わせて、短く具体的に相手の投稿や課題に触れ、自分にできることを1つに絞って伝えます。長文や一斉送信は読まれません
- 返信しやすい小さな次の一歩で締める「ご興味があれば資料をお送りします」など、相手が気軽に答えられる問いかけにします
DM営業は「売り込み」ではなく「関係づくりのきっかけ」と考えると、相手に受け入れられやすくなります。
DM営業は、案件を獲得する方法のひとつです。ほかの獲得方法と組み合わせて、仕事の入口を増やしましょう。
あわせて読みたい(案件獲得の方法)
DM営業のメリット・注意点と、送る前の準備
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 無料で始められる | 相手にとっては知らない人からの連絡で、警戒されやすい |
| 担当者や決裁者に直接届くことがある | 一方的な大量送信は、SNSの規約違反やアカウントの制限につながるおそれがある |
| 相手の発信から課題やニーズを事前に知れる | DMを受け付けていない相手もいる |
| 返信があれば、やりとりが早く進む | 返信率は高くないため、数と質の両方が必要 |
送る前に何を準備する?
- プロフィールを整える職種、得意分野、実績、ポートフォリオのURLを載せ、何を頼める人か一目で分かるようにします
- 発信をしておく仕事に関する投稿があると、プロフィールを見た相手に信頼してもらいやすくなります
- 相手の発信を読む最近の投稿や事業の内容から、困っていそうなことを探します
- DMを受け付けているか確認するプロフィールに「DMでのお問い合わせ歓迎」などとあるか、営業お断りと書かれていないかを見ます
あわせて読みたい(SNSとプロフィール)
返信率が上がるDMの型と例文3つ
| 1.連絡のきっかけ | 相手の投稿や事業のどこを見て連絡したか |
|---|---|
| 2.相手の課題に触れる | 投稿から読み取れる悩みや目標に、短く共感する |
| 3.できることを1つと実績 | 自分が役立てることを1つに絞り、実績やURLを添える |
| 4.小さな次の一歩 | 「資料をお送りしましょうか」など、気軽に答えられる問いかけ |
はじめまして、SNS運用を支援しているフリーランスの山田と申します。〇〇の新商品の投稿を拝見し、ご連絡しました。
商品の魅力が伝わる写真が多い一方で、投稿の時間帯がばらついているのが気になりました。飲食店のアカウント運用で、投稿時間と内容の見直しにより保存数を約2倍にした経験があります(実績:URL)。
ご興味があれば、改善案を1枚にまとめてお送りしましょうか。
〇〇様、はじめまして。Webサイト制作をしている鈴木と申します。「予約をもっとスムーズにしたい」というご投稿を拝見しました。
個人サロンのサイトで、予約フォームの導入と導線の見直しを数多くお手伝いしてきました(制作例:URL)。
もしよろしければ、今のサイトで改善できそうな点を3つほどお伝えできます。ご迷惑でしたら、このままスルーしていただいて大丈夫です。
〇〇様、はじめまして。ライターの佐藤と申します。本日の「記事を書いてくれる方を募集」のご投稿を拝見し、ご連絡しました。
金融・保険分野の記事を約2年執筆しており、専門的な内容を分かりやすく書くのが得意です(執筆例:URL)。月4本程度であれば、すぐに対応できます。
詳しい条件を伺えますでしょうか。
あわせて読みたい(営業メールと応募メール)
返信が来たら・来なかったら
- 返信が来たら早めに返す当日中を目安に返信し、話が進みそうならメールやオンライン面談に切り替えて、詳しい条件を確かめます
- 返信がなくても催促しないDMは読まれていないことも多いため、何度も送るのは避けます。数週間後に役立つ情報があれば、一度だけ送る程度にとどめます
- 送った相手と反応を記録するどんな相手・文面で返信が来たかを記録し、型を少しずつ改善します
あわせて読みたい(面談と人脈づくり)
嫌われるNG例と、DMだけに頼らない理由
| NGなDM | なぜNGか |
|---|---|
| 同じ文面を大量に送る | 一斉送信だとすぐに分かり、規約違反やアカウントの制限につながるおそれもある |
| いきなり料金や契約の話をする | 売り込み感が強く、警戒される |
| 長文で自分の経歴を並べる | 読む負担が大きく、要点が伝わらない |
| 相手の発信を否定する | 「〇〇がダメです」と言われると、不快に感じる |
| プロフィールが空っぽ | 何者か分からず、怪しまれる |
DM営業は手軽な一方で、返信率が高くなく、安定した収入の柱にはなりにくい方法です。発信で見つけてもらう、知人から紹介してもらう、エージェントを使うなど、ほかの経路と組み合わせることで、案件が途切れにくくなります。
あわせて読みたい(ほかの獲得経路)
よくある質問(FAQ)
● 送る前にプロフィールと相手を準備し、DMを受け付けているかを確認する
● きっかけ→相手の課題→できることを1つと実績→小さな次の一歩、の型で短く送る
● 一斉送信や売り込みは避ける。DMは入口のひとつにとどめ、ほかの経路と組み合わせる
