フリーランスの車のローン審査|通すコツと経費にする方法

フリーランス 車 ローン

仕事や生活で車が必要なフリーランスにとって、「カーローンの審査に通るか」は気になるところ。フリーランス・個人事業主は会社員より審査が厳しい傾向にありますが、ローンの種類を選び、対策すれば十分に組めます。さらに、車は経費にできるという、フリーランスならではのメリットもあります。この記事では、フリーランスがカーローンを通すコツ、車の経費計上、カーリースという選択肢まで解説します。

フリーランスがカーローンに通りにくい理由

フリーランス・個人事業主がカーローンの審査に通りにくいとされるのは、主に次の理由からです。

  • 会社員のような定期的・安定的な収入がない(収入が変動しやすい)
  • 他のローンで多額の借り入れがある
  • 事業年数が短い(開業直後は実績が少ない)
  • 税金などの滞納がある
📌 POINT

とはいえ、カーローンは住宅ローンほど高額ではないため、住宅ローンよりは組みやすい面もあります。また、審査の通りやすさはローンの種類によって異なります。1つの銀行で落ちても、別のローン会社や種類なら通ることもあります。「通らない」と諦める前に、種類や対策を知っておきましょう。
※出典:カルモマガジン・グーネット等の解説に基づく。

カーローンの種類と審査の通りやすさ

カーローンにはいくつか種類があり、金利と審査の通りやすさはトレードオフの関係にあります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。

種類 金利 審査
銀行系マイカーローン 低金利の傾向 厳しめ・審査時間も長め
ディーラーローン 高めの傾向 比較的通りやすいとされる
自社ローン 店舗による 独自基準(信販会社を通さない)
📌 POINT

金利の低さを重視するなら銀行系マイカーローンですが、審査は厳しめ。すぐ車が必要、審査に不安がある場合は、比較的通りやすいとされるディーラーローンも選択肢です。ただし金利は高めになる傾向があります。長年取引のある金融機関があれば、そこのカーローンを検討するのも一つの手です。金利と通りやすさのバランスで選びましょう。
※出典:カルモマガジン・グーネット等の解説に基づく。

カーローンを通すための対策

フリーランスがカーローンの審査を通すための対策を紹介します。住宅ローンの対策とも共通する部分があります。

① 頭金を用意する

頭金を用意して借入額を抑えると、審査に通りやすくなります。自己資金があることは、返済能力のアピールにもなります。

② 他の借入を完済し、滞納をなくす

他のローンやカードの返済は、できるだけ完済しておきましょう。税金や返済の滞納があると審査に不利になるため、申し込み前に解消しておきます。

③ 確定申告書などの書類を準備する

所得を証明する確定申告書などを準備しておきましょう。安定した所得を示せると、審査で有利になります。

④ 連帯保証人やローン会社の変更も検討

事業年数が短い場合などは、連帯保証人を立てると審査に有利に働くことがあります。また、1社で落ちても、別のローン会社や種類で通ることもあるため、諦めずに検討しましょう。

車は経費にできる(利息・減価償却)

フリーランスならではのメリットが、事業で使う車を経費にできることです。ただし、何でも経費になるわけではなく、ルールがあります。

ローンで車を購入した場合、経費にできるのは主に次のものです。

  • 車両価格(減価償却費として、数年に分けて経費計上)
  • ローンの支払利息(元金の返済部分は経費にならない)
  • ガソリン代・保険料・車検代などの維持費
⚠️ 注意

注意したいのは、ローンの「元金返済」そのものは経費にならないことです。経費になるのは、車両を減価償却した分と、ローンの利息部分です。車両価格は、購入年に一括ではなく、法定耐用年数に応じて数年に分けて減価償却します。経費計上には計算や按分が必要なため、仕組みを理解しておきましょう。
※出典:グーネット・ディープラス等の解説に基づく。

家事按分の考え方

車を事業とプライベートの両方で使う場合、「家事按分」が必要です。家事按分とは、事業で使った割合だけを経費にする考え方です。

たとえば、車を週5日のうち事業で3日、プライベートで2日使うなら、事業利用分(この例では5分の3)だけが経費になります。減価償却費・利息・ガソリン代・保険料なども、すべてこの事業利用割合をかけた分が経費です。プライベート利用分は経費にできません。

📌 POINT

按分の割合は、走行距離や使用日数など、合理的な基準で決めます。税務調査で説明を求められても答えられるよう、根拠を持って按分しましょう。事業専用で使う車なら全額を経費にできますが、プライベートでも使うなら正直に按分することが大切です。判断に迷う場合は、税理士に相談しましょう。
※出典:ディープラス等の解説に基づく。

カーリースという選択肢

カーローンの審査に不安がある場合や、初期費用を抑えたい場合は、カーリースも選択肢になります。

カーリースは、月額料金を払って車を借りるサービスです。ローンとは異なる審査基準のため、ローンに通らなかった場合でも利用できる可能性があります。初期費用や月々の支払いを抑えられ、税金やメンテナンス費用込みで支出管理がシンプルなのもメリット。月々のリース料金を全額経費にできる点も、フリーランスには魅力です。

⚠️ 注意

ただし、カーリースには制限もあります。走行距離の上限規制があったり、原則として中途解約ができなかったりするため、契約前に条件を十分に確認しましょう。長く乗る・走行距離が多い場合は、購入のほうが向くこともあります。ローン購入とリースのどちらが自分に合うか、総支払額や使い方をふまえて比較検討することが大切です。
※出典:グーネット・ディープラス等の解説に基づく。

車のローンに関するよくある質問

フリーランスの車のローンについて、特に質問の多いポイントをまとめました。

Q. フリーランスでもカーローンは組めますか?

組めます。会社員より審査は厳しい傾向にありますが、頭金の用意・滞納の解消・書類準備などの対策をすれば十分に通せます。住宅ローンほど高額でないため、組みやすい面もあります。1社で落ちても、別の種類や会社で通ることもあります。

Q. どのカーローンが一番通りやすいですか?

一般的に、ディーラーローンは銀行系マイカーローンより審査基準が比較的厳しくないとされます。ただし金利は高めになる傾向があります。低金利の銀行系は審査が厳しめです。金利と通りやすさのバランスで選びましょう。

Q. 車の購入代金は全額経費にできますか?

全額を一度には経費にできません。車両価格は減価償却として数年に分けて計上します。また、ローンの元金返済は経費にならず、経費になるのは利息部分です。事業とプライベート兼用なら、家事按分で事業利用分だけが経費になります。

Q. ローンとカーリース、どちらがいいですか?

使い方によります。長く乗る・走行距離が多いなら購入(ローン)、初期費用を抑えたい・審査に不安がある・支出管理をシンプルにしたいならリースが向きます。リースは走行距離制限や中途解約不可などの制限もあるため、総支払額と使い方で比較しましょう。

まとめ:種類を選び、経費も活かす

フリーランスの車のローンは、種類を選び対策すれば組めます。最後に要点を振り返っておきましょう。

✅ この記事のまとめ

① フリーランスは審査が厳しめだが、対策すればカーローンは組める
② 銀行系(低金利・厳しめ)、ディーラー(高金利・通りやすめ)など種類を選ぶ
③ 頭金・滞納解消・書類準備・連帯保証人で審査に通りやすくする
④ 車は経費にできる(減価償却・利息・維持費)。元金返済は経費外
⑤ 事業兼用なら家事按分が必要。審査に不安ならカーリースも選択肢

フリーランスは車のローン審査が厳しめとはいえ、ローンの種類を選び、頭金や書類を準備すれば十分に組めます。さらに、事業で使う車は減価償却費・利息・維持費を経費にできるのが、フリーランスならではのメリット。ただし家事按分が必要な点には注意しましょう。審査に不安がある場合や支出をシンプルにしたい場合は、カーリースも検討の価値があります。自分の使い方と資金計画に合った方法を選び、経費も上手に活かしましょう。経費の判断に迷うときは、税理士に相談するのがおすすめです。

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