フリーランスの人脈の広げ方|7つの方法と案件につなげる5ステップ

フリーランスの人脈の広げ方|案件につなげる作り方とコツ

フリーランスにとって人脈は、紹介による案件、業界の情報、困ったときの相談先をもたらしてくれる大きな資産です。一方で「どうやって広げればいいのか」「交流会に行っても仕事につながらない」と悩む人も多いはずです。結論から言えば、人脈は名刺の数ではなく「困ったときに思い出してもらえる関係」の数で決まり、既存のつながりを掘り起こし、広げる場に出て、紹介のハブになる人とつながり、与える姿勢で関係を育てることで、自然と案件につながっていきます。人脈が大切な理由、広げる7つの方法、キーマンとのつながり方、案件につなげる5ステップ、注意点までまとめました。

目次

【結論】数より「思い出してもらえる関係」。与える姿勢で育てる

案件につながる人脈づくりは、次の3点で考えます。

  1. まずは既存のつながりを掘り起こす前職の同僚、元の取引先、学生時代の友人など、すでに信頼関係のある人に独立を伝えるのが、いちばん早い人脈づくりです
  2. 広げる場に出て、キーマンとつながる交流会やコミュニティ、SNSで新しい出会いをつくり、仕事を紹介する立場にいる人とのつながりを大切にします
  3. 与える姿勢で関係を育てる情報を共有する、人を紹介する、相談に乗るなど、先に相手の役に立つことで、信頼が積み重なります

人脈づくりのゴールは、「〇〇のことなら、あの人に頼もう」と思い出してもらえる状態をつくることです。

人脈からの紹介は、案件を獲得する経路のひとつです。ほかの獲得方法と組み合わせて、仕事の入口を増やしましょう。

人脈が大切な理由と、広げる7つの方法

紹介の案件信頼関係がある状態で始まるため、条件の話が進みやすく、継続にもつながりやすい
情報業界の動向や案件の傾向、単価の相場など、ネットに出にくい情報が得られる
相談相手契約やお金の悩みを相談でき、一人で働く孤独がやわらぐ
協業自分だけでは受けきれない仕事を、仲間と分担して受けられる
方法特徴向いている人
既存のつながりに連絡する信頼関係があり、もっとも早く案件につながりやすい独立直後の人
交流会・イベントに参加する一度に多くの人と出会える。参加後のフォローが大切新しい出会いを増やしたい人
勉強会・コミュニティに入る継続して顔を合わせるため、信頼関係を築きやすい同業者や専門分野の仲間がほしい人
コワーキングスペースを使う日常の中で自然に知り合いが増える在宅で孤独を感じやすい人
SNSで発信する場所を問わず、考えや得意分野に共感した人とつながれる発信を続けられる人
異業種の人と交流する発注する側の企業や経営者と出会える新しい取引先を開拓したい人
取引先から紹介してもらう仕事ぶりを知る人の紹介なので、信頼の高い状態で始まる取引先と良い関係を築けている人
POINT|ゆるいつながりが新しい仕事を運んでくる

社会学では、親しい人より、たまに会う程度の「弱いつながり」のほうが新しい情報をもたらしやすいという研究があります。親しい仲間だけでなく、ゆるく知り合った人との関係も大切にしておくと、思わぬところから仕事の話が届きます。

紹介のハブになる「キーマン」とつながる

人脈は、仕事を紹介する立場にいる人とつながると一気に広がります。たくさんの人と知り合うより、周りに発注する人や相談する人が多い「キーマン」と信頼関係を築くほうが、紹介につながりやすくなります。

  • 制作会社や開発会社の担当者外部のパートナーを探す場面が多く、継続の案件につながりやすい相手です
  • コミュニティや勉強会の運営者多くの人とつながっていて、人を紹介する機会が多くあります
  • エージェントの担当者自分のスキルや働き方を理解してもらうと、合う案件を紹介してもらいやすくなります
  • 税理士やコンサルタントなどの専門家顧客の経営者から相談を受けることが多く、紹介の窓口になることがあります

人脈を案件につなげる5ステップと注意点

1

何を頼める人か覚えてもらう

「〇〇業界のWeb制作が得意」のように、自分の強みを1文で伝えられるようにします。

2

先に相手の役に立つ

役立つ情報を共有する、人を紹介する、相談に乗るなど、見返りを求めずに与えます。

3

ときどき連絡を取る

近況の報告や、相手の発信への反応など、忘れられない程度に接点を持ち続けます。

4

実績を見えるようにする

ポートフォリオや発信で実績を公開し、紹介してもらうときの材料をつくります。

5

紹介を具体的にお願いする

「〇〇で困っている方がいたら紹介してください」と、紹介してほしい相手を具体的に伝えます。

人脈づくりで気をつけることは?

やりがちな失敗改善の方向
会ってすぐに売り込むまずは相手の話を聞き、関係のきっかけをつくる
名刺の数を集めることが目的になる深く話せた数人との関係を大切にする
義理で安く仕事を引き受ける知り合いでも、条件は書面やメールで決めてから受ける
同業者とだけつながる仕事を発注する側の人とも出会える場に出る
無理して多くの場に出る目的に合う場を選び、続けられる範囲で参加する

よくある質問(FAQ)

Qフリーランスに人脈は必要ですか?
A必要です。人脈は紹介による案件、業界の情報、困ったときの相談先、協業の機会をもたらしてくれます。紹介の案件は信頼関係のある状態で始まるため、継続にもつながりやすくなります。
Q人脈がない状態から何を始めればいいですか?
Aまずは前職の同僚や元の取引先、友人など、すでにあるつながりに独立を伝えましょう。そのうえで、勉強会やコミュニティ、SNSで新しい出会いを少しずつ増やします。
Q人脈を広げる方法にはどんなものがありますか?
A既存のつながりへの連絡、交流会やイベント、勉強会やコミュニティ、コワーキングスペース、SNSでの発信、異業種交流、取引先からの紹介の7つが代表的です。
Q交流会に行っても仕事につながりません。どうすればいいですか?
Aその場で売り込まず、関係のきっかけづくりに徹し、参加後48時間以内にお礼を送りましょう。同業者ばかりの場なら、発注する側が集まる場にも出向くと、仕事の話が生まれやすくなります。
Qキーマンとはどんな人ですか?
A周りに発注する人や相談する人が多く、仕事を紹介する立場にいる人です。制作会社の担当者、コミュニティの運営者、エージェントの担当者、税理士などの専門家が代表的です。
Q人脈を案件につなげるにはどうすればいいですか?
A何を頼める人か覚えてもらい、先に相手の役に立ち、ときどき連絡を取り、実績を見えるようにし、紹介を具体的にお願いする、の5ステップで関係を育てましょう。
Q人見知りでも人脈はつくれますか?
Aつくれます。少人数の勉強会や、SNSでの発信など、自分のペースで関われる方法から始めましょう。自分が話すより相手の話を聞く側に回ると、無理なく関係を築けます。
Q知り合いからの依頼は安く受けたほうがいいですか?
A義理で安く受けると、あとで関係が苦しくなることがあります。知り合いでも適正な単価を伝え、条件を書面やメールで決めてから受けましょう。
Qオンラインだけでも人脈はつくれますか?
Aつくれます。SNSでの発信やオンラインのコミュニティで、場所を問わず共感した人とつながれます。機会があれば一度会って話すと、関係がより深まります。
Q人脈づくりにはどのくらい時間をかければいいですか?
A決まりはありませんが、月に数回の交流や、週に数回の発信など、続けられる範囲で習慣にするのがおすすめです。人脈はすぐに成果が出るものではなく、時間をかけて育てるものです。
この記事のまとめ

● 人脈は名刺の数ではなく、困ったときに思い出してもらえる関係の数で決まる

● 既存のつながりを掘り起こし、広げる場に出て、紹介のハブになるキーマンとつながる

● 強みを伝え、先に与え、接点を保ち、実績を見せ、紹介を具体的にお願いする

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