フリーランスエージェントの非公開案件とは?なぜ非公開なのか・公開案件との違い・優先紹介してもらう方法まで

フリーランスエージェント 非公開案件

「エージェントに登録すると非公開案件を紹介してもらえると聞いたが、実際どれだけあるの?」「なぜ非公開にするの?公開案件と何が違う?」「非公開案件を優先的に紹介してもらうにはどうすればいい?」——この記事では、非公開案件が存在する理由・公開案件との違い・エージェント別の非公開比率・非公開案件を優先紹介してもらう具体的な方法・注意すべき落とし穴まで完全解説します。

フリーランスエージェントの非公開案件とは?

非公開案件とは、エージェントの求人検索ページや一般の案件サイトには掲載されず、エージェントに登録したフリーランスに対してのみ紹介される案件のことです。「非公開求人」「クローズド案件」とも呼ばれます。

📌 非公開案件の規模感

エージェントによって差はありますが、保有案件全体の50〜90%が非公開案件というエージェントも多く存在します。代表例として、Midworksは全案件の80%が非公開、フォスターフリーランスは9割が非公開と公表しています。つまり、エージェントに登録しなければアクセスできない案件が案件全体の大半を占めているということです。

非公開案件が存在する5つの理由【企業視点】

なぜ企業はわざわざ案件を非公開にするのでしょうか。企業・クライアント側の事情を理解することで、非公開案件の「質」がわかります。

  • ①応募者の質をコントロールしたい:公開案件は誰でも応募できるため、スキルが合わない大量の応募が来てしまいます。エージェントを通じることで「スクリーニング済みの即戦力候補のみ」に絞って紹介してもらえます。結果として、非公開案件は公開案件より平均的なスキル要件・単価が高い傾向があります
  • ②競合他社に人材需要を知られたくない:新規事業の立ち上げ・重要システムの開発など、競合に存在を知られたくないプロジェクトは非公開にします。特に大手企業や注目度の高いスタートアップに多いパターンです
  • ③現任者への配慮:現在担当しているフリーランスの契約終了前に後任を探す場合、現任者に知られないよう非公開にします。長期継続案件が多いエージェント経由では特に多いパターンです
  • ④エージェントとの優先的な取引関係:特定のエージェントと独占的な関係を持ち、そのエージェントの登録者のみに優先的に案件を提供する「独占案件」も非公開の一形態です。エージェントのネットワーク力が高いほど、この種の案件を多く持ちます
  • ⑤採用活動を迅速に進めたい:公開すると選考に時間がかかるため、エージェントに「この条件に合う人を3名紹介してほしい」と直接依頼するケースです。急いでいる案件ほど非公開になりやすく、スピード感を持って動けるフリーランスが選ばれます

非公開案件 vs 公開案件の違いを比較

比較項目非公開案件公開案件
アクセス方法 エージェントに登録して担当者から紹介される 求人サイト・エージェントの検索ページで誰でも閲覧可能
案件の単価 高め傾向(スクリーニング済みの即戦力を求める) 幅広い(初心者向け〜上級者向けまで)
競合の多さ 少ない(エージェントが厳選した数名のみ紹介) 多い(同じ案件に多数の応募者が集まる)
案件の質 高め(企業が「ぜひ採用したい」と思う案件が多い) ばらつきあり
採用スピード 速い(エージェントがマッチングを急ぐケースが多い) 遅め(選考プロセスが長い場合も)
情報の詳細度 担当者から詳細を聞ける(クライアント名・文化・担当者の評判等) 掲載情報のみ(実態がわかりにくい場合も)
自分で選べるか 担当者が選んで紹介する(受動的) 自分で検索・選べる(能動的)
💬 非公開案件の体験談

(31歳・バックエンドエンジニア):「レバテックに登録した翌日、担当者から『検索には出ていないのですが、大手ECサービスのバックエンドリード案件があります』と連絡が来ました。月額90万円・フルリモート・週5日という条件で、公開案件では見たことのないレベルでした。エージェントに登録して最初の1週間で決まったのは、担当者がスキルシートを読んで自分のスキルに合う非公開案件を先に探してくれていたからだと思います。」

(27歳・Webデザイナー):「Workshipに登録したらスカウトが届いたのですが、その案件は一般検索には表示されていませんでした。聞いてみると『この企業は特定のフリーランスにしか紹介していない独占案件です』とのこと。結果的に月額55万円の案件に参画でき、公開案件を探していたときより20万円高い単価でした。」

エージェント別・非公開案件比率の比較

各エージェントが公表している非公開案件比率をまとめました。非公開案件比率が高いエージェントほど、登録することで独自の案件にアクセスできる可能性が高まります

エージェント名非公開案件比率特徴
レバテックフリーランス 非公開(案件数20,000件以上) 業界最大の総案件数。非公開案件の絶対数が多い。大手企業・メガベンチャーとのパイプが強い
Midworks 80%が非公開 全案件の80%が非公開と公表。ITエンジニア向け案件中心。エンド/SIer直案件が約70%
ポテパンフリーランス 非公開案件が豊富 公開案件数は約1,200件だが非公開案件も多数保有。20〜30代向けの案件に強い
coconalaテック 直請け100%・非公開直案件 すべてエンド直の非公開直案件。商流が浅いため単価が高い傾向
ギークスジョブ 非公開(保有5,400件以上) 20年以上の実績で大手企業との関係が深く、一般には出ない独自案件を多数保有
クラウドワークス テック 継続率90%以上 リモート案件中心。継続率の高さが非公開の長期案件の質の高さを示している
PE-BANK 非公開(全国12拠点) 低マージン・直請け案件が中心。全国12拠点のネットワークを活かした地方の非公開案件にも強い
ROSCA freelance 非公開直案件が中心 高単価帯の非公開案件に特化。首都圏中心
⚠️ 非公開案件比率の「数字」だけに惑わされないために

「非公開案件が90%」という数字は魅力的ですが、重要なのは「非公開案件の総数(絶対数)」と「自分の職種・スキルに合う案件があるか」です。非公開比率が高くても総案件数が少なければ、自分に合う案件に出会える確率は下がります。登録前に「自分の職種・経験年数の案件は何件ありますか?」と担当者に直接聞くことが最も確実な確認方法です。

非公開案件を優先的に紹介してもらう方法

単純に登録するだけでは、良質な非公開案件は届きにくいことがあります。担当者から「この人に紹介したい」と思ってもらえる状態を作ることが、非公開案件へのアクセス最大化の鍵です。

  1. スキルシートを「即戦力」として伝わるように作る:担当者は毎日多くのスキルシートを見ています。「課題→施策→成果(数値)」の3点セットで実績を書くことで「この人ならすぐ参画できる」と判断され、良質な非公開案件が届きやすくなります。特に上流工程の経験・業界知識・マネジメント経験は非公開の高単価案件に直結します
  2. 希望条件を「具体的に」かつ「柔軟性を示して」伝える:「週5日・フルリモート・月額70万円以上・SaaS系」という明確な条件を伝えることで、担当者が非公開案件の中から絞り込みやすくなります。同時に「これ以上なら週4日でも可」「この業界なら単価60万円でも検討」という柔軟性を添えると、紹介できる案件の母数が増えます
  3. 担当者に「非公開案件も含めて教えてほしい」と明示する:「検索ページには出ていない非公開案件も含めてご提案いただけますか?」と面談で一言伝えるだけで、担当者が非公開案件を優先的に探してくれるようになります。当たり前のように思えますが、この一言を言わないまま登録するフリーランスは多いです
  4. 月1回は担当者に稼働状況を報告する:稼働中のフリーランスが担当者に定期連絡を入れることで「次の案件が◯ヶ月後に空く」という情報を事前に共有できます。担当者は「次の非公開案件を先に確保しよう」と動いてくれるため、タイムリーに良い案件が届きます
  5. 2〜3社に並行登録して非公開案件を網羅する:各エージェントが持つ非公開案件はそれぞれ異なります。2〜3社に登録することで、1社では見えなかった非公開案件にアクセスできる確率が大幅に上がります。フリーランス白書2023でも最多登録数は3社(25.1%)と確認されており、複数登録が業界の実態です
📌 担当者が「この人に良い非公開案件を紹介したい」と思う条件

・スキルシートの完成度が高い:数値化された実績・バージョン付きの技術スタック・担当フェーズが明確
・レスポンスが速い:担当者からの連絡に当日〜翌日中に返信する
・希望条件が明確:「なんでもいいです」ではなく優先順位付きの具体的な条件がある
・定期連絡がある:「現在◯月まで稼働中・◯月から空きます」という情報を事前共有している
・複数回の取引実績がある:同じエージェント経由で継続して良い仕事をしている

非公開案件で失敗しないための注意点

非公開案件には魅力がある一方で、公開情報が少ないからこそ確認すべきポイントがあります。

⚠️ 「非公開案件が多い=良いエージェント」とは限らない理由

「非公開案件比率80%」というエージェントが必ずしも優れているわけではありません。重要なのは「自分の職種・スキル・経験年数に合った非公開案件の絶対数があるか」です。

・非公開比率が高くても総案件数が少ない:保有案件が500件でそのうち80%(400件)が非公開より、保有案件20,000件でそのうち50%(10,000件)が非公開のほうが選択肢は圧倒的に多い
・自分の職種に強いエージェントかどうか:デザイナー向けの非公開案件が豊富なエージェントと、エンジニア特化のエージェントでは、同じ「非公開80%」でも職種によって全く異なる
・担当者の質が案件紹介の精度を決める:非公開案件をどれだけ持っていても、担当者の専門性が低ければマッチング精度が下がり、自分に合った案件が来ない

判断基準は「非公開比率の数字」より「自分のスキル・職種に合う非公開案件が実際に何件あるか」を担当者に直接確認することです。

  • 「非公開案件だから良い案件」とは限らない:非公開の理由は「好条件だから非公開」だけではなく、「前のフリーランスが途中で辞めた・条件が変わった・現場環境が難しい」といった理由で非公開になっている案件もあります。担当者に「なぜ非公開なのか」を率直に聞くことが重要です
  • クライアント名・現場情報を担当者に詳しく聞く:公開案件と異なり、クライアント名が最初からわからないことがあります。面談前に「どの企業の案件か」「現場の雰囲気はどうか」「前任のフリーランスはなぜ離れたか」を担当者に確認しましょう
  • 単価が「高すぎる」案件には注意:相場より著しく高い単価の非公開案件は、業務範囲が曖昧・残業が多い・スコープクリープが多発するリスクがあります。単価だけでなく「業務範囲・稼働時間・リモート可否」をセットで確認します
  • 担当者を通じて「内部情報」を入手する:非公開案件の最大のメリットは「担当者が持つクライアントの内部情報」です。「担当PO・PMの評判はどうですか?」「この案件は長期継続が見込めますか?」「チームの雰囲気は?」を積極的に聞きましょう
  • 複数の非公開案件を比較してから決める:担当者から1件だけ提示された非公開案件をそのまま受けるのはリスクがあります。「他にも候補はありますか?」と聞いて2〜3件を比較した上で決断することで、ミスマッチを防げます

非公開案件が豊富なおすすめエージェント

jp-now.netに掲載されているエージェントの中から、非公開案件へのアクセスという観点で特に向いているものを紹介します。

非公開案件の絶対数が最大・エンジニア向け

保有案件数20,000件以上・取引企業10,000社以上。非公開比率は非公開ですが、総案件数が最大のため非公開案件の絶対数も業界最多水準。大手企業・メガベンチャーとの強いパイプを持ち、一般には出てこない上流・高単価案件へのアクセスが可能。スキルシート添削サポートで非公開案件に通りやすい状態を作れます。

非公開案件比率80%・業界屈指の透明性

全案件の80%が非公開と公表している数少ないエージェント。保有案件10,000件以上のうち8,000件以上が非公開。エンド/SIer直案件が約70%で商流が浅く高単価になりやすい。マージン率20%を公開しており透明性が高い。給与保証・税務サポートも充実で独立初期にも安心。

直請け100%・非公開直案件特化

すべての案件がエンド直・非公開直案件。商流がない(中間業者なし)ため、マージンを差し引いても高単価になりやすい構造。支払いサイト15日。東京・大阪・福岡・愛知対応。「非公開案件で高単価を狙いたい」というニーズに最も直接的に応えるエージェント。

非公開求人豊富・若手〜中堅向け

公開案件数約1,200件に対して非公開案件も多数保有。実務経験1年程度から応募できる案件があり、経験が浅くても非公開案件にアクセスしやすい。税理士・FPによる確定申告サポートも充実。首都圏中心。

20年以上の実績・独自非公開案件が豊富

保有案件5,400件以上・取引実績約3,550社。20年以上の実績で築いた大手企業との深い関係から、一般に出回らない独自の非公開案件を多数保有。支払いサイト25日。フリーランス向け福利厚生「フリノベ」も充実。

複数エージェントの案件を一括比較

複数エージェントの案件を横断的に検索・比較できるサービス。「どのエージェントにどんな非公開案件があるか」を登録前に俯瞰して確認した上でエージェントを選べる。スカウト機能あり・全国対応。まず全体像を把握したい方に最適な入口。

よくある質問(FAQ)

非公開案件はなぜ公開されないのですか?
主な理由は5つあります。①応募者の質をコントロールしたい(スクリーニング済みの候補のみ受け取りたい)、②競合他社に人材採用の動向を知られたくない、③現任者に後任探しを知られたくない、④特定エージェントとの独占的な取引関係、⑤採用を迅速に進めたいです。特に②③は大手企業・注目度の高いスタートアップに多く、このような案件は高単価・好条件であることが多いです。
非公開案件は公開案件より単価が高いですか?
傾向として高めですが、必ずしもすべての非公開案件が高単価というわけではありません。非公開にする理由によって質は異なります。ただし「応募者の質コントロール」「独占案件」「大手企業」の理由で非公開になっている案件は、公開案件と比較して単価・待遇が高い傾向があります。担当者に「この案件が非公開な理由」を確認することで案件の質を事前に把握できます。
非公開案件に応募するにはどうすればいいですか?
フリーランスエージェントに登録して担当者との初回面談を受けることが最初のステップです。その際「非公開案件も含めてご提案ください」と明示することで、担当者が非公開案件を優先的に探してくれます。また、スキルシートを「課題→施策→成果(数値)」の形式で作り込むことで、担当者が「この人に紹介したい」と判断する可能性が高まります。
非公開案件が多いエージェントはどれですか?
公表されているデータではMidworks(全案件の80%が非公開)・フォスターフリーランス(9割が非公開)などがあります。ただし、比率より「自分の職種・スキルに合う非公開案件があるか」の方が重要です。レバテックフリーランスは非公開比率を公表していませんが、総案件数20,000件以上と業界最大のため非公開案件の絶対数も最多水準です。2〜3社に登録して比較することが最も確実な方法です。
非公開案件はエージェント登録しないとアクセスできませんか?
基本的にはアクセスできません。非公開案件はエージェントに登録した人のみが担当者から紹介を受けられる仕組みです。ただし例外として、SNS・ポートフォリオ・人脈経由で企業から直接声がかかる「非公開の直接依頼」も存在します。この場合はエージェントなしでも非公開案件に参画できます。人脈・SNSの発信力がある方はこのルートも並行して育てることをおすすめします。

まとめ

フリーランスエージェントの非公開案件は、エージェントに登録することで初めてアクセスできる、公開案件とは異なる独自の案件群です。単純に登録するだけでなく、スキルシートの完成度・担当者への具体的なコミュニケーション・複数エージェントへの並行登録を組み合わせることで、質の高い非公開案件に出会える可能性が大幅に上がります。

✅ この記事のまとめ

• 非公開案件とはエージェント登録者にのみ紹介される案件。保有案件の50〜90%が非公開というエージェントも多い
• 企業が非公開にする5つの理由:応募者の質のコントロール・競合への情報漏れ防止・現任者への配慮・独占取引・採用のスピード化
• 非公開案件は公開案件と比べて単価が高め・競合が少ない・採用スピードが速い・担当者から内部情報を入手できる
• 非公開案件比率:Midworks(80%公表)・coconalaテック(直請け100%非公開)・ギークスジョブ(20年の実績で独自案件保有)
• 非公開案件を優先紹介してもらう方法:スキルシートの完成度・「非公開も含めて」と明示・月1回の定期連絡・2〜3社への並行登録
• 注意点:「非公開比率が高い=良いエージェント」ではない。総案件数・自分の職種との相性・担当者の質で判断する
• 注意点(個別案件):非公開だから必ずしも良い案件ではない・クライアント名と内部情報を担当者に確認・単価が高すぎる案件は業務範囲を要確認
• おすすめエージェント:レバテック(絶対数最大)・Midworks(80%非公開・透明性)・coconalaテック(直請け100%)・ポテパン(若手向け非公開)・ギークスジョブ(独自案件豊富)

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