
勉強会やカンファレンスに参加したのに「行っただけで終わってしまった」という経験は、多くのフリーランスにあるはずです。結論から言えば、イベントの成果は「参加前の準備」「参加中の動き方」「参加後のフォロー」で決まり、特に差がつくのは参加後48時間以内のフォローです。その場で仕事の話をするより、関係のきっかけをつくり、あとからつながりを育てるほうが、結果として案件につながりやすくなります。イベントのメリット、目的別の選び方、参加前・参加中・参加後にやること、やりがちな失敗までまとめました。
この記事でわかること
【結論】目的を決めて選び、準備して参加し、48時間以内にフォローする
イベントを成果につなげるには、次の3つを押さえます。
- 目的を決めてイベントを選ぶ学びたいのか、同業者とつながりたいのか、発注者と出会いたいのかで、選ぶイベントが変わります
- 参加前に準備しておく30秒で話せる自己紹介、名刺、整ったプロフィールを用意し、話したい人を調べておきます
- 参加後48時間以内にフォローする話した人にお礼の連絡をし、つながりを続けることで、あとから仕事の相談につながります
イベントは「その場で仕事をもらう場」ではなく「関係のきっかけをつくる場」と考えると、無理なく成果につながります。
イベントでの出会いは、案件を獲得する経路のひとつです。ほかの獲得方法と組み合わせて、仕事の入口を増やしましょう。
あわせて読みたい(案件獲得の方法)
イベントに参加するメリットと、目的別の選び方
| 学び | 新しい技術や業界の動向を、専門家から直接学べる |
|---|---|
| 情報 | ネットに出ていない現場の話や、案件の傾向を聞ける |
| 人脈 | 同業者や発注者と顔を合わせてつながれる |
| 案件 | 関係ができた人から、あとで仕事の相談や紹介を受けることがある |
| 刺激 | 一人で働く孤独がやわらぎ、仕事への意欲が高まる |
| イベントの種類 | 特徴 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| 勉強会・もくもく会 | 少人数で、テーマについて学び合う | 学び、同業者とのつながり |
| カンファレンス | 登壇者が多く、業界の最新の動向が分かる | 学び、情報、専門家とのつながり |
| 交流会・懇親会 | 参加者どうしで話す時間が長い | 人脈、案件のきっかけ |
| 業界の展示会 | 発注者側の企業が多く集まる | 発注者との出会い、業界の情報 |
| オンラインイベント | 移動がなく参加しやすいが、個別に話す機会は少ない | 学び、情報 |
同業者が多いイベントは学びや情報交換に向いていますが、仕事の依頼は生まれにくい傾向があります。案件につなげたいなら、業界の展示会や異業種の交流会など、発注する側が集まる場を選びましょう。
あわせて読みたい(同業者・異業種との交流)
参加前・参加中にやること
参加前に何を準備する?
- 参加の目的を1つ決める「登壇者に質問する」「3人と名刺交換する」など、具体的な目標にします
- 30秒の自己紹介を用意する名前、職種、得意なこと、どんな相手の役に立てるかを短くまとめます
- 名刺とプロフィールを整える名刺にSNSやポートフォリオのQRコードを載せ、SNSのプロフィールも最新にします
- 話したい人を調べておく登壇者や参加予定の企業の発信を読み、話題を用意します
参加中はどう動く?
- 登壇者に質問する質疑応答や終了後に質問すると、名前を覚えてもらうきっかけになります
- 聞く側に回る自分の話より、相手の仕事や困っていることを聞くほうが、信頼につながります
- 懇親会に参加する講演よりも、懇親会のほうがゆっくり話せて関係をつくりやすくなります
- その場で売り込まない初対面での売り込みは警戒されます。関係のきっかけづくりに徹します
- 話した内容をメモする名刺の裏やスマホに、話したことをすぐにメモしておくと、フォローに役立ちます
あわせて読みたい(名刺とプロフィール)
参加後のフォローと、やりがちな失敗
48時間以内|お礼の連絡をする
話した人にSNSやメールでお礼を送り、話した内容に一言触れます。記憶が新しいうちに送るのがポイントです。
1週間以内|学びを発信する
イベントのレポートや気づきをSNSやブログで発信すると、参加者や登壇者の目に留まりやすくなります。
1か月以内|つながりを育てる
相手に役立つ情報を送る、別のイベントで再会するなど、関係を続けます。仕事の相談は、関係ができてからで十分です。
〇〇様、昨日の〇〇勉強会の懇親会でお話しした山田です。〇〇のお話がとても参考になりました。
お話に出ていたサイトの改善について、似た事例の記事を見つけたので共有します(URL)。また機会がありましたら、ぜひお話しさせてください。
| やりがちな失敗 | 改善の方向 |
|---|---|
| 目的なく参加する | 参加前に目的を1つ決める |
| 名刺を配るだけで終わる | 数より、深く話せた数人との関係を大切にする |
| その場で売り込む | 相手の話を聞き、関係のきっかけづくりに徹する |
| フォローをしない | 48時間以内にお礼を送る |
| 同業者のイベントばかりに行く | 案件がほしいなら、発注者が集まる場にも出向く |
参加費や交通費は経費になる?
事業に関係するイベントの参加費や交通費は、経費にできます。勉強会の参加費は研修費、交通費は旅費交通費、仕事の関係者との懇親会費は交際費などで計上するのが一般的です。領収書や参加の記録を保管しておきましょう。
あわせて読みたい(関係づくりと経費)
よくある質問(FAQ)
● 目的を決めてイベントを選ぶ。案件につなげたいなら発注者が集まる場へ
● 30秒の自己紹介・名刺・プロフィールを準備し、その場では売り込まず相手の話を聞く
● 48時間以内にお礼を送り、発信と情報提供で関係を育てる。仕事の相談はそのあとで

