本記事の内容
フリーランスってどんな働き方?
フリーランスの仕事や職種について説明していきます。
これからフリーランスになりたい初心者の方にも参考になるよう解説します!
フリーランスとは?個人事業主との違い。
ここ数年、フリーランスという言葉をよく聞くようになりました。
フリーランスって響きには自由なイメージがありますが、どんな仕事をしている人なのでしょうか。
本記事では、フリーランスの定義やフリーランスの仕事内容について見ていきたいと思います。
フリーランスの定義
フリーランスは、企業や組織に属することなく、個人で仕事を請け負う人をいいます。
個人の持っている技術で案件を獲得し、その対価として報酬を受け取る契約形態です。
個人の能力によって成果(報酬)が大きく異なることがなどの特徴があります。
フリーランスと個人事業主の違い
先程、フリーランスは、企業や組織と雇用関係がなく、個人で仕事を請け負う人と説明しました。
つまり、フリーランスは働き方を指し、フリーランスと自営業は同じ意味になります。
では、個人事業主とは何を指すのでしょうか。
実は、個人技業主は税法上の区分のことで、株式会社や合同会社などの法人を設立せず、個人として開業届を出している人の事をそう呼びます。
フリーランスは働き方を指し、個人事業主とは税法上の区分を指す言葉なので、意図することがそもそも違うということになります。
- フリーランスは働き方を指す言葉
- 個人事業主は税法上の区分を指す言葉
※当サイトでは、便宜上「フリーランス=個人事業主」として【フリーランス(個人技業主)】と表記させていただきます。
フリーランス(個人事業主)が活躍している職業は?
フリーランス(個人事業主)が活躍している職業を見ていきましょう。
フリーランス(個人事業主)の仕事一覧がこちら。
- システムエンジニア
- プログラマー
- Webプロデューサー
- Webディレクター
- Webデザイナー
- イラストレーター
- ライター
- カメラマン
- その他
システムエンジニア(SE)
システムエンジニア(SE)はクライアントの要求をヒアリングし、プログラムやソフトウェアの仕様書を作る仕事です。
具体的には「要件定義」、「基本設計」、「詳細設計」の作成を行います。
システムエンジニア(SE)の仕事
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- テスト
- 運用・保守
経験の多いシステムエンジニア(SE)は、工程管理や見積もり作成も行なうことがあり、技術的な能力、マネジメント能力、コミュニケーション能力が求められる仕事です。
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニア(SE)の作成した仕様書に沿って、プログラミングを行なう技術者を指します。
作成したプログラムは、プログラム単体でテストを行なう(単体テスト)場合もあります。
プログラマーの仕事
- プログラミング
- テスト
プログラマーに必要なのは、プログラミング言語の知識です。
自分が作ったシステムが動く喜びなどのやりがいがある代わりに、納期に追われる厳しさもあります。
Webプロデューサー
Webプロデューサーの仕事は、Webに関わるプロジェクト全体を統括することです。
クライアントからWebサイトのターゲットやコンセプトをヒアリングし、企画書の提案や決定した企画の予算管理や人材の配置、納品後のアフターフォローなど仕事のはじめから終わりまで責任を持って関わります。
Webプロデューサーの仕事
- 市場分析
- 企画立案
- 収益・予算計画
- 人員計画
- クライアントとの折衝
WebプロデューサーはWebプロジェクトの責任者として大きな責任を負うかわりに、自分の裁量でプロジェクトを進行できるという醍醐味もあります。
Webディレクター
Webディレクターは、Webプロデューサーが企画した内容を制作レベルで進行管理を行なう仕事です。
Webページの制作にあたり、ワイヤーフレーム作成や仕様書の作成を行いデザイナーなどに作業指示を出します。
成果物の品質管理もWebディレクターの仕事です。
Webディレクターの仕事
- スケジュール管理
- ワイヤーフレーム作成
- プロジェクトメンバー選定
- 原稿収集
- 成果物の品質管理
Webプロデューサーと内容が被る作業部分に関しては、役割分担は現場ごとに異なることが多いです。
事前にWebプロデューサーとコミュニケーションをとり、役割の分担内容をはっきりさせておきましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webディレクターが作成したワイヤーフレームを元にWebサイトのデザインを制作する仕事です。
使用するツールはPhotoshopやIllustratorなどのAdobe社のグラフィックソフトで制作することが一般的です。
クライアントからデザインのOKが出た後、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使用して実際にWebサイト制作まで担当します。
Webディレクターの仕事
- Webサイトのデザイン
- Webサイトのコーディング
- バナーや画像の制作
Webデザイナーは、Webサイト制作ツール(Photoshop・Illustrator)のスキルと、コーディングに必要なプログラミング言語(HTML・CSS・JavaScript)の知識が必要な仕事です。
イラストレーター
イラストレーターは、さまざまな媒体にイラストを描く仕事です。
対象の媒体はさまざまで、ゲームのキャラクターや本の挿絵、商品パッケージにポスターやチラシ、雑誌など依頼者によって異なります。
今はグラフィックソフト(Illustrator)を使用し、PCでイラストを描くことが一般的となっています。
イラストレーターの仕事
- イラスト制作
- 依頼者との打ち合わせ
ライター
ライターの仕事は、Webサイトや雑誌などに掲載する記事を作成する仕事です。
ライターは紙やPCで文章を作成する仕事以外にも、依頼元との打ち合わせや現場の取材、写真撮影やインタービューに至るまで担当することもあります。
コミュニケーション能力や写真撮影のスキルを活かせることができる仕事です。
ライターの仕事
- 文章作成
- 依頼者との打ち合わせ
- 現場取材
- 写真撮影
ライターのやりがいは、自分が作成した記事が掲載され、多くの人に読んでもらえることです。
ただ、締め切り厳守のためプレッシャーも多くハードな仕事でもあります。
カメラマン
カメラマンの仕事は、広告、芸能、報道などさまざまな分野で写真を撮影する仕事です。
写真の目的、意図に合わせた撮影することが求められます。
多くのカメラマンは専門領域をもって活動しています。
カメラの仕事
- 写真撮影
- 写真の修正
- 取材
その他
フリーランスが活躍するその他の職業は以下のとおりです。
漫画家、ブロガー、ユーチューバー、コンサルティング、翻訳者、人材紹介、美容師、ネイリスト、メイクアップアーティスト、作曲家、音楽家、農家など。
フリーランス(個人事業主)のメリット
フリーランス(個人事業主)のメリットを見ていきたいと思います。
仕事内容にもよりますが、基本的に時間や場所を自由に選ぶことができます。
また、個人の能力によっては一般的な社会人よりも稼ぐことが可能です。
税金に関しては、自身で確定申告を行なうので、節税対策をすることも可能です。
自分で仕事やお客さんを選びやすいため、人によってはストレス軽減につなげることができます。
- 働く時間や場所を選べる
- 収入アップを目指せる
- 税負担の軽減
- 定年退職がない
- 人間関係のストレスが少ない
- 副業ができる
- 客を選びやすい
フリーランス(個人事業主)のデメリット
フリーランス(個人事業主)のデメリットを見ていきたいと思います。
会社員やアルバイトと異なり、固定給がないことが大きなポイントです。
また、自由に働ける分プライベートと仕事の切り替えを難しく感じる人が多いようです。
確定申告を自身で行なう場合は、確定申告の作成に時間を取られることになります。
仕事をひとりでこなす時間が多いため、孤独を感じることはとても多いです。
- 仕事や収入が不安定
- 社会的信用が低い
- 確定申告が面倒くさい
- 有給休暇がない
- 孤独を感じやすい
まとめ
いかがだったでしょうか。
フリーランス(個人事業主)の特徴について、今回ご紹介させていただきました。
私はWebディレクターとして企業と業務委託契約を結んで仕事をしています。
契約の更新は3ケ月ごととなりますが、比較的収入は安定しています。
同じ仕事をする場合は、正社員よりも業務委託のほうが報酬が多い印象です。
フリーランス(個人事業主)の良い点は、仕事への貢献度によって単価の交渉がしやすいこと。
また、身につけたスキルが報酬に反映されやすい点です。
企業内の人間関係に疲れた場合も、スキルさえあれば他の企業へ映ることも比較的簡単です。
働き方が多様化される中、フリーランス(個人事業主)の需要は高まるのではないかと感じています。
フリーランスマップでは、フリーランスに興味のある方、これからフリーランスになる事を考えている方に向けて情報を発信していきます。
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